サイバートラストは8月30日、Amazon Web Service(AWS)上にインポートし動作するシステム監視用バーチャルアプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V5.0 for AWS」を、8月31日より提供開始することを発表した。
同製品は、オープンソースの統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースにサイバートラストが独自に開発した統合システム監視ソリューション。VMware仮想化基盤を活用している企業を主な対象に、OS設定や監視サーバーと データベースのチューニングを実施し、AWS環境への監視サーバーのインストールおよび構築を簡単かつ短時間に実現するものだ。また、AWS上のシステムだけでなく、AWSとオンプレミスのハイブリッドクラウド環境を監視することで複雑化、多様化するシステム監視ニーズに対応するという。
最新バージョン 5.0では、MIRACLE ZBX 5.0のセキュリティ機能を強化。これにより、金融業や製造業などセキュリティガイドラインに則った運用が求められる企業や、大量の監視対象をもつ大規模システムを運用する企業向けに、監視環境の構築とシステム運用を支援するとしている。
AWS 上のシステムとオンプレミスのシステムを一元的に監視することが容易になり、監視ポリシーや監視設定を統一でき、管理コストやオペレーションコストを削減できるとしている。さらに、オンプレミス環境の「MIRACLE ZBX Virtual Appliance Suite」と合わせて利用することで、障害情報を一元的に閲覧可能になり運用を効率化することも可能だということだ。
「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V5.0 for AWS」は、サポートサービスも含んだ年間のサブスクリプションとして提供され、価格は170万円(税別)。監視対象台数は1〜499台。