NECは8月30日、出荷停止後最長10年間の修理対応のファクトリコンピュータ「FC98-NX シリーズ」の省スペースタイプの新製品3機種を同日より販売開始すると発表した。

  • FC98-NX E20W

  • FC98-NX内部

出荷開始予定日は2021年9月6日。なお、UPS内蔵モデルは2021年12月、海外認証モデルは2022年3月に出荷開始の予定。

新製品はCPUやメモリなどの性能向上に加え、データ処理性能を従来比で約2倍向上(SATA SSDとNVMe SSDでの比較)するNVMe SSDを選択可能にしているほか、10GbLANを標準搭載している。

  • NVMe SSDも選択可能でや10GbLANを標準搭載

また、画像処理に必要な拡張ボードを実装できる拡張スロット(PCI-e×16)を標準搭載し、装置単体としても3画面のマルチモニタ表示に対応した。

さらに上位機「FC-E20W」では、従来のクライアントOSに加えて、オンプレミスサーバとして利用可能なWindows Server OSプリインストールモデルを新たに用意した。

なお、海外認証については、従来のUL認証、KC 認証、CCC認証取得に加えて、CE マーキング、UKCA マーキングへも適合した。

希望小売価格は、Intel Xeon(8コア/16スレッド)を搭載した「FC-E20W」が税込619,300 円~、Intel Core i3(4コア/4 スレッド)搭載の「FC-E22K」が税込555,500円~、Intel Celeron(2コア/2スレッド)搭載の「FC-E29U」が税込404,800円~。

NECは、今後5年間で45,000台の提供を目指す。