電通デジタルは8月25日、デジタルネイティブ世代に特化したマーケティングや事業開発を専門とする部署「デジタルネイティブルーム」を新設したと発表した。

新部署では、生まれた時からインターネットやパソコン、スマートフォンなどの通信機器に触れている、10代から30代前半のデジタルネイティブと呼ばれる世代に特化して、同社独自の共創メソッドを取り入れたDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティングを、専門人材が提供していくとのことだ。

  • デジタルネイティブルームのメンバー

同社は2019年4月に、デジタルネイティブ世代のマーケティングを専門とするチーム「YNGpot.」を立ち上げた。同チームではデジタルネイティブ世代に向けたサービスの開発や、マーケティングの支援で実績を積んできたという。

また、昨今ではあらゆる分野でデジタル化が加速し、次世代のサービスモデルへの変革を顧客基点で実施する必要性が増大したことで、業種にかかわらず多くの大手企業がデジタルネイティブ世代への対応を重視し始めたとのことだ。

こうした背景を受けて同社は、デジタルネイティブ世代に対する需要の高まりに対応するため、YNGpot.のメンバーを専門人材として配置した組織を新設するに至ったとしている。デジタルネイティブ世代のトレンドやインサイトを活用して支援サービスを提供する予定である。

具体的には、デジタルネイティブ世代の声を取り込んだ独自のアジャイル型サービス開発、独自のリサーチナレッジを活用した顧客体験設計および改善プログラム、デジタルネイティブ世代をターゲットにしたDXの企画と実行支援などに取り組む。さらに、YNGpot.のオウンドメディアなどを通じた情報発信活動も行うとのことだ。