電通は8月24日、フォーステックと業務提携し、同社が販売するIoTスマートリサイクルボックス「SmaGO(スマゴ)」を活用した共創型ビジネスを協創すると発表した。

「SmaGO」は、ソーラーで発電・蓄電した電気を使い、ゴミを自動圧縮することで、同サイズのゴミ箱5〜6杯分ほどの容量を一度に捨てることが可能。ゴミの量をセンサーで把握し、適切な回収タイミングをゴミ回収業者に通知し、ゴミ回収の頻度とコストを削減し、回収作業に伴うCO2排出量も削減する。

  • IoTスマートリサイクルボックス「SmaGO」

現在までに世界46カ国で7000台以上導入されており、特にアメリカ合衆国のフィラデルフィア市では、市の環境プロジェクトとして1300カ所以上に設置されて、年間335トンのCO2排出量を削減しているという。

同提携により、電通はゴミ回収・処理・再生利用などの社会課題に対して、SmaGOを起点とした企業・自治体との共創型ビジネスモデルの構築や、SmaGO普及にむけたPR活動、蓄積されたプラスチックゴミなどを再利用したプロダクト開発、ビーコンなど現状実装されていないテクノロジーを掛け合わせた次世代SmaGOの開発などを実施する予定だ。