コクヨは8月23日、東京都港区のショールーム「THE CAMPUS」内でAR技術を活用したデジタルとアナログを融合したコンテンツの実証実験を開始したことを発表した。
ソニーセミコンダクタソリューションズが開発した最新のAI処理機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサーとデバイスを連動させ高性能なAR体験を実現する「AR MAP ソリューション」を活用する実証実験では、紙の質感を伝えるコンテンツや商品に近づくことでウィンドウが起動し製品情報や動画を表示するARレコメンドサービス、展示品をベースにARを活用し自分に合わせたコーディネートをシミュレートするコンテンツなどアナログ製品の魅力を様々な角度で伝える。
また、店内に隠された文字等を収集する宝探しコンテンツや文具を使った時に発する音をオノマトペ(擬態語)で表示するコンテンツなどエンターテイメント系のサービスの実証実験も行われる。
同社では、今回の実証実験を通して店舗内のコンテンツ拡充やデジタルアナログ融合コンテンツのファニチャー事業や新規事業領域への活用を検証していく。コンテンツは秋以降、来訪者に一般公開する予定だという。