電通は8月23日、ゲーミング領域において新たなビジネスチャンスを獲得するため、グローバルレベルでのeスポーツ事業の実績を持つスペインSYNと業務提携契約を締結したと発表した。

今回の提携により、Z世代および若年層を中心とした多様なデータやマーケティング、コミュニケーション領域に強みを持つという電通と、グローバルレベルでのeスポーツ事業やデジタル領域のコンサルティング実績を持つというSYNが双方の専門領域を共有することで、ゲーミング領域を活用したより専門的かつ先進的な提案が可能となり、顧客企業のマーケティング活性化やビジネス創造への貢献を目指す。

具体的には、ゲームの開発・販売などを行うパブリッシャーやeスポーツチームと連携し、顧客課題を起点としたブランディングやマーケティング戦略の企画・実施する。また、新規eスポーツチームの構想、企画、立上げ、その後のマーケティング戦略の立案・実施やゲーミング領域の新テクノロジーの開発・提供、行政や教育機関向けのゲーミングビジネス教育、Z世代向けのゲーミングキャリア形成教育などを実施していく方針。

なお、ゲーミングは狭義でコンピューターゲームやビデオゲームをプレイすることを指すが、広義には、その対戦をスポーツ競技として捉えるeスポーツに加えて、プレイ動画の実況・配信・視聴や、さらには関連するライフスタイル全般を含んだゲームに関わる消費活動全般を指すとしている。