米Microsoftは8月19日(現地時間)、サブスクリプションサービス「Microsoft 365」の企業向けプランの値上げを発表した。これまで為替変動の調整などで市場ごとに価格を改定したことはあったが、今回は2011年にOffice 365の提供を開始してから初のグローバル規模の値上げだ。2022年3月1日から新料金になる。

同社は2017年に、Office 365にインテリジェントなクラウドサービスと企業向けのセキュリティ機能を統合したMicrosoft 365の提供を開始。それから、Microsoft Teams、Power Apps、Power BI、Power Automate、Stream、Planner、Visio、OneDrive、Yammer、Whiteboardなど、24のアプリと1,400を超える機能を追加してきた。そうした製品・サービスの価値と料金のバランスを調整する値上げだと説明している。

今回発表された新料金は以下の通り(1ユーザーあたりの月額)。全て企業向けで、教育機関向けおよびコンシューマー向け製品の料金に変更はない。

  • Microsoft 365 Business Basic:5ドル→6ドル
  • Microsoft 365 Business Premium:20ドル→22ドル
  • Microsoft 365 E3:32ドル→36ドル
  • Office 365 E1:8ドル→10ドル
  • Office 365 E3:20ドル→23ドル
  • Office 365 E5:35ドル→38ドル