ALSOKは8月19日、従来のALSOKセキュリティカードや顧客の社員証ICカードに加え、マイナンバーカードによる出入管理の認証や警備のセット・解除に対応したオフィスセキュリティの提供開始したことを発表した。
官公庁・地方公共団体・国立大学法人等でマイナンバーカードを職員証として利用する動きをうけ、ALSOKの提供するサービスで使用可能な非接触ICカードリーダーが、マイナンバーカードに対応した。
「機械警備サービス」と「出入管理システム」を提供し、機械警備サービスでは「ALSOK-G7」などの機械警備サービスで利用できる。「出入管理システム」は、1ゲートから設置でき、導入コストを抑えられる中小規模向け「照合装置システムPR-C504」、中規模向けで全国の拠点を本部で一元管理できる「GTACSⅡ」にて、カードリーダーを変更することで利用可能となる。
これにより施設利用者は、出入管理・警備用途のICカードを別途携行する必要がなくなり、施設管理者は、出入管理・警備用途のICカード発行・貸与・返納にかかる管理の負担を軽減できる。加えて、ICカード発行にかかる費用を削減できるとしている。
手持ちのマイナンバーカードを出入管理システムや機械警備システムの操作用カードとして利用でき、ゲストカード、紛失時の緊急対応用にはALSOKセキュリティカードが併用可能だという。
マイナンバーカード自体には本人認証に利用するため、様々な領域が設けられており、今回マイナンバー(個人番号)とは異なる利用可能な「ICチップの空き領域」に搭載されたカードアプリケーション(カードAPという)に書き込まれる利用者番号を使って認証を行い、マイナンバー(個人番号)は利用しないという。