米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は8月18日(米国時間)、「Mozilla Releases Security Updates|CISA」において、FirefoxおよびThunderbirdに脆弱性が存在すると伝えた。この脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Firefox 91.0
- Thunderbird 91.0
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Firefox 91.0.1
- Thunderbird 91.0.1
脆弱性は深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。Mozilla Thunderbirdユーザーの多くは執筆時点ではバージョン78系を使っているものと見られる。バージョン91系は新しいバージョン系であり、まだこのバージョンへの自動アップグレードは提供されていない。Mozilla Thunderbirdを使用している場合、メニューから「Thunderbird について」を選択しバージョン番号を確認してから作業を行うことが望まれる。