センシンロボティクスは8月17日、太陽光パネル点検アプリケーション「SOLAR Check」のライトプランを提供開始すると発表した。
同サービスは、これまでフルマネージドサービスとして大規模事業者向けに提供していたアプリケーションを、中小規模事業者向けに開始するもの。発電所の規模に応じたプランが選択可能になったため、中小規模事業者にも低価格で提供できるようになったとのことだ。
同サービスでは、赤外線サーモグラフィカメラを搭載したドローンを自動航行させて、太陽光パネルを撮影し、その結果をAIで画像解析する。異常パネルの検出から、点検結果のレポート作成まで対応している。同社は年間2000MW規模の点検を行っており、このデータに基づいた高精度なAI解析が可能とのことだ。
これまでは太陽光パネル点検をする際に、人の手で1枚1枚映像を確認する必要があったという。自動航行のドローンを活用することによって、従来は2MWの点検に約4日かかっていた時間を、約15分に短縮できるとしている。
さらに、ドローンが撮影したデータはクラウド上で一元管理できるため、点検結果の履歴を時系列順に把握できる。なお、契約はサブスクリプション型で、価格は要問い合わせ。年間累計20MW(発電所合計も含む)から利用可能だ。