Lam researchは、マレーシアに10億リンギットをかけて、同社にとって最大規模(約80万平方フィート)となる半導体製造装置の製造工場を開設したことを明らかにした。
計画当初は70万平方フィートとしていたが、半導体産業の急成長に合わせて工場規模の見直しを図ったという。そのため当初は、350人を新規雇用するとしていたが、今年末までに600人に増員される見込みだという。
同社は現在、米国カリフォルニア州、オレゴン州、オーストリア(=買収した旧SEZのウェハ洗浄装置工場)、韓国、台湾に半導体製造装置の製造工場を所有しているが、これに最大規模のマレーシア工場を加えたグローバルな製造網を強化するとしている。
SEMIの調べでは、2020年の世界最大の半導体製造装置市場は、韓国、台湾を抜いて中国となったが、マレーシア工場からは、中国やシンガポールに向けた製品を中心に展開するものと思われている。