Microsoftは8月12日(米国時間)、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22000.132|Windows Insider Blog」において、Windows 11開発版の最新版となる「Windows 11 Insider Preview Build 22000.132」の公開を伝えた。今回のバージョンでは、以下の3つのアプリケーションが注目される。
- 「切り取り&スケッチ」と「Snipping Tool」を新たな「Snipping Tool」として統合。統合されたSnipping Toolには「切り取り&スケッチ」が持っていた編集機能が取り込まれているほか、システムのダークテーマに対応
- Windows 11に合うようにルックを調整した電卓アプリケーション(標準的計算機能、科学電卓機能、プログラミングとエンジニアリングに必要な機能を提供するプログラマモード、方程式からグラフを描画するグラフモード、100以上の異なる単位と通貨を変換する機能、ダークモードへの対応ほか)
- Windows 11のUI/UXへ調整されたメールとカレンダーアプリケーション
Microsoftは、Windows 10において「Snipping Tool」を廃止し「切り取り&スケッチ」への移行を進めていた。しかし、Windows 11では逆に「切り取り&スケッチ」をベースにしつつも「Snipping Tool」という名称を正式なアプリケーション名として残すことを選択したようだ。電卓アプリケーションもコミュニティによる開発エコシステムを取り込んだバージョンがデフォルトになるようだ。
注意:Windows 11 Pro Insider Preview, update 21H2 build 22000.132にて動作を確認。これ以降のアップデートおよびビルドでは動作が変わっている可能性があり注意が必要。