東京商工リサーチは8月11日、国内78銀行の2021年3月期の平均年間給与(基本給与+賞与・基準外賃金。以下、平均給与)は606万6,000円(中央値608万4,000円)だったと発表した。

前年の607万3,000円(同610万8,000円)からは7,000円減少(0.1%減)し、2年連続で前年を下回ったという。

平均給与トップは、三井住友銀行が842万2,000円(平均年齢38.0歳)で、3年ぶりにトップに返り咲いた。これに、あおぞら銀行の808万9,000円(同43.3歳)、東京スター銀行の801万1,000円(同42.8歳)が続いている。メガバンク3行は上位10位に入ったが、三井住友銀行を除く2行は前年を下回り、メガバンクでも明暗を分けた。

業態別では、大手行は767万3,000円(前年762万5,000円 )で唯一、平均給与が上昇した。一方、地方銀行は620万円(同620万2,000円)、第二地銀は548万5,000円(同551万2,000円)で、そろって前年を下回った。

  • 銀行別平均年間給与 資料:東京商工リサーチ

  • 銀行別平均年間給与(年齢別) 資料:東京商工リサーチ