IC Insightsによると、2021年のIC出荷数量は前年比21%増の3912億個と大幅に増加する見通しだという。
ICの出荷数量は基本的に増加傾向だが、2019年は前年比6%減とマイナス成長を記録した。IC業界の歴史の中で、前年比でICの出荷数量が減少したのは2019年で5回目。それ以前は1985年、2001年、2009年、2012年が記録している。また、2021年の同21%増という伸びは2010年の好況時に記録して以来の伸び率だという。
過去30年間の年平均成長率は9%であったが、2008年半ばから2015年までのIC出荷数量の年平均成長率は6%に減少している。この主な理由の1つは、世界のGDPがこの8年間で平均2.1%しか増加しなかったことにあるという。
ただし、2021年の同21%増という予想により、2016〜2021年の四半期別IC出荷数量の平均は9%増になると予測されるほか、2020~2025年のIC出荷数量の年平均成長率も11%と高まるとも予測している。