米国半導体工業会(SIA)は8月2日(米国時間)、2021年6月の半導体市場(3か月移動平均)が前年同月比29.2%増、前月比2.1%増の445億ドルとなったと発表した。
また、2021年第2四半期(4-6月期)の売上高は前年同期比29.2%増、前四半期比8.3%増の1336億ドルとなったとも発表した。
SIAの社長兼最高経営責任者(CEO)であるジョン・ヌーファー(John Neuffer)氏は、「世界の半導体需要は長期的に増加し続けると予測されている。我々は、CHIPS for America Act(米国半導体強化法)に基づいて政府が資金供出する法律を制定するように政府に要請している。これがなされれば、米国は今後数年間で半導体生産とイノベーションのより大きなシェアを獲得することができるようになる」と述べている。
なお、国・地域別の前年同月比売上高は欧州が同43.2%増、アジア・太平洋/その他が同34.0%増、中国が同28.3%増、米州が同22.9%増、日本が同21.2%増となったほか、前月比売上高も米州が同5.4%増、日本が同2.5%増、欧州が同2.0%増、中国が同1.1%増、アジア・太平洋/その他が同1.0%増とすべての地域・国で増加したという。