MicrosoftはWindowsの次期バージョンとなるWindows 11のリリース日をまだ明らかにしていないが、その候補は2021年10月が有力ではないかとBetanewsが伝えている。Betanewsが8月3日(現地時間)に掲載した記事「Microsoft gives further clues about the Windows 11 release date」によると、Microsoftが提示している情報にWindows 11のリリーススケジュールに関するヒントがあるという。
Betanewsによると、Microsoftはハードウェアメーカーとパートナーに対して、Windows 11がプリインストールされた状態で出荷されるシステムに含める場合は2021年9月24日までに互換ドライバーを提出するように求めているという。この指示は公式のWindowsハードウェア認定ドキュメントに含まれているとのこと。互換ドライバーの提出期限からWindows 11がリリースされるまで、最大で1カ月の期間が必要だと考えれば、リリース日は10月が有力だと結論付けている。
ただし、これはデバイスにプリインストールされた状態で出荷される場合の話であって、現在利用しているWindows 10からのアップグレードに関しては事情が異なる。Microsoftの公式Twitterアカウントは、既存のWindows 10デバイスでは2022年の前半6カ月の間にWindows 11が利用できるようになる見込みだとツイートしている。
Windows 11は現在Insider PreviewプログラムのDevチャネルおよびBetaチャネルで先行して試すことができる。合理的に考えれば、現在プレビュービルドを利用しているユーザーは、プリインストール版のWindows 11がリリースされればすぐにアップグレードを利用できるようになると思われるが、これについてはまだ確信できる情報はないと結論づけられている。