PwCあらたは8月4日、Web上で「IPO簡易診断ツール」の無料提供を開始すると発表した。

  • 「IPO簡易診断ツール」のサービス概要

近年はスタートアップ企業への投資増加や、老舗企業の事業承継問題の解消などの社会的背景から、経営戦略および投資家の出口戦略(イグジット)の一環として、株式上場が注目されている。

また、2020年度には102社が株式上場しており、今後さらに株式上場を検討する企業は増加する見込みだという。しかし一方で、株式上場するにあたって何から着手すべきなのかがわからず、戸惑う企業も多いとのことだ。

そこで同社は、株式上場までの距離感を簡易的に把握するツールとして「IPO簡易診断ツール」の提供を開始する。同ツールは経営戦略、関連当事者、ガバナンス、経営管理、利益および予算管理、コンプライアンス、経理体制、業務処理統制の計8項目から50問の設問が出される。

  • 診断結果のイメージ

全ての設問は「はい」または「いいえ」で回答できる形式であり、短時間で簡易的に利用可能だ。回答後には診断結果が素早く表示されるという。さらに、診断結果に加えて一般的な対応策や上場に向けて対処するべき必要事項なども併せて提供される。