米IBMは7月27日(現地時間)、IBM Z向け次世代オペレーティング・システムIBM z/OS V2.5を発表した。
IBM z/OS V2.5は、AIの活用、アプリケーション・モダナイゼーション、レジリエンシー、セキュリティーの強化、およびデベロッパー・エクスペリエンスの向上などの新機能を提供する。
IBM z/OS V2.5は、暗号化を新たなタイプのデータ・セットにまで拡張、基本フォーマットおよびラージ・フォーマットのSMS管理データ・セットがサポートされるようになり、アプリケーションを変更することなくデータを暗号化する機能を提供。
また、事前障害分析(PFA)、実行時診断、ワークロード・マネージャー(WLM)、およびJES2を利用して、さらに異常な挙動をほぼリアルタイムで検知するという。
そのほか、31ビットと64ビットの並列アドレッシングをサポートし、Linuxのアプリケーションおよびユーティリティーをz/OSに統合することができるという。
また、透過クラウド階層化(TCT)とオブジェクト・アクセス方式(OAM)のクラウド階層サポートを行う。
IBM z/OS V2.5は、2021年9月30日に一般向けの提供を開始する予定。