日立ソリューションズは8月2日、 英Condecoと国内初の販売代理店契約を締結し、同社が提供する「Condeco(コンデコ)」を販売開始すると発表した。販売開始日は8月3日で、価格はオープン価格となる。

同サービスは、オフィスの座席や会議室、設備の予約といったオフィススペースマネジメント向けのクラウドサービスで、世界2000社以上で利用されており、日本語を含む7カ国語に対応している。ユーザーは、スマートフォンから座席予約と自動チェックインが行える。

  • スマートフォンからの予約イメージ

オフィス管理者は、「Condeco」であらかじめ予約可能な座席数と配置を設定することで、 オフィスに出社した社員の密接を避け、出社率をコントロールすることができる。また、座席や会議室に利用料を設定したうえで利用実績に応じて社内課金管理をしたり、設備の稼働状況の分析結果をもとにコミュニケーションスペースを設置したり、といった使い方も可能だ。

  • Condecoの利用イメージ

「Condeco」は外部システムとのAPI連携にも対応している。例えば、勤怠管理システムと連携した場合、同サービスから得られるチェックイン・チェックアウト情報を出退勤時刻として登録するなど、客観的なエビデンスに基づく労働時間管理も可能だ。

日立ソリューションズは、スマートビルディングを実現するソリューションのラインアップに同サービスを追加し、設備の有効利用やオフィススペースの最適化、ソーシャルディスタンスへの取り組みを推進する企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していくねらいだ。