スノーフレイクは7月30日、truestarがSnowflake データマーケットプレイスのデータプロバイダー契約を締結したと発表した。
これにより、truestarは、Snowflakeデータマーケットプレイス上で、同社の新事業であるオープンデータのクラウド共有サービス「Prepper Open Data Bank」を活用し、データ分析者向けに加工されたオープンデータを無償で公開する。
データ公開の第1弾として、truestarは国勢調査のデータをSnowflake データマーケットプレイス上で共有する。今年6月に公開された2020年版の最新の統計情報が都道府県ならびに市町村レベル、2015年版の統計においては「町丁目」レベルのデータまで共有される。利用者はこうしたオープンデータを、人工知能(AI)やビジネスインテリジェンス(BI)での分析に役立てることができる。
truestar は第2弾も公開予定で、国内外のさまざまな組織や団体による統計データが活用できるようになる見込み。
Snowflake データマーケットプレイスは、データプロバイダーやデータサービスプロバイダーが所持する価値あるデータを市場に展開し、新たな価値を創出するプラットフォーム。Snowflake独自のアーキテクチャにより、データを転送せずに安全かつ、ほぼリアルタイムにデータを共有する。
これにより、データコンシューマーの企業や組織は、サードパーティデータを自組織のファーストパーティデータと結合し、自社組織のデータだけでは知り得ないさまざまなインサイトを意思決定に生かせる。データプロバイダーは、自社のデータ資産をマネタイズし、Snowflake データマーケットプレイスのエコシステムを通じた新しいビジネスの創出を図ることが可能。