インターステラテクノロジズ(IST)は7月31日17時00分(日本時間)、観測ロケット「MOMO6号機(TENGAロケット)」の打ち上げを実施。約120秒のエンジンの燃焼を終え、その後も順調に慣性飛行で高度を上昇。暫定値ながら高度92kmの宇宙空間に到達した模様である。
同ロケットは2021年1月に共同プロジェクトとして計画が公にされたもの。2021年7月3日に打ち上げが実施された「MOMO7号機(ねじのロケット)」に続き、新型のMOMO v1を用いた2機目で、ISTとしても初めての1か月以内に2機の打ち上げ成功となった。
今回の打ち上げに際し実施されたミッションは以下の3つ。
1. TENGA MESSAGE POD
一般から募集した1,000人分のメッセージをPODに入れて宇宙に届ける
2. SPACE TENGA ROBO & DOG
TENGAロボのフィギュア(10cm程度)が搭乗し、宇宙空間から地球へ帰還する
3. SPACE TENGA
宇宙用TENGAの開発を視野に、データ計測用のTENGAを搭載する
このうちメッセージポッドは打ち上げから約240秒後、無事に放出されたことも機体に設置されたライブカメラで確認することにも成功。TENGAロボに関しては、機体とともに無事に洋上に降下したと見られており、今後、飛行機と船を活用して捜索が行われる予定となっている。
今回の打ち上げはもともと同日11時に実施される予定であったが、天候などを考慮した結果、夕方のウインドウでの打ち上げへと変更されていた。
なお、同社はこの後、記者会見を開催する予定。詳細については、続報でお伝えしたい。