製造業の会員企業、約1万8,000社を有する受発注サイト「エミダス」を運営するNCネットワークは7月29日、サイト会員の中小企業経営者を対象に実施した、工場の稼働率や景況感についてのWEB調査の結果を発表した。
5回目となる同調査は、2021年6月11日~6月25日に国内企業を対象に実施。314件の回答を得たという。
回答結果によると、工場の稼働率は「かなり混んでいる」「比較的混んでいる」の合計が約58%で、2021年4月に実施した前回の調査と同様の結果となったが、「かなり混んでいる」と答えた企業が前回よりも5.5%増加したことから、繁忙な企業はより忙しくなった傾向がみえるとしている。
また、受注状況は前回とほぼ同様の結果となり、増加は42%、減少が25%となった。一方で、受注予測は「減少」を見込んでいる企業が約20%で、前回の調査よりも約10%減り、さらに「増加」を見込んでいる企業は約45%で、約10%増えたことから、景況感の回復傾向がみられるという。
アンケート結果は一部抜粋で、全結果はアンケート回答者のみに開示されるが、回答の一部は同社のWebサイトで開示されている。