Sansanは7月27日、帝国データバンク(TDB)との連携を強化し、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」上で、名刺情報がない企業についてもTDBの国内最大級のデータベースから企業情報の検索・閲覧が可能になったと発表した。
両社は2016年の包括提携契約の締結以降、企業間の取引・人脈ネットワークの分析をテーマとした共同研究を2019年より開始するなど連携を進めてきている。「Sansan」は名刺をデジタルで管理するだけでなく、取り込んだ名刺情報を企業単位で管理も可能で、企業の基本情報や財務諸表をマスターデータとして閲覧できる。
今回の機能アップデートにより、ユーザーは接点のない企業の詳細な情報についても、「Sansan」上で検索・閲覧が可能になった。「Sansan」からアクセスできる企業情報データは、全国全業種の企業情報を収録したTDBのデータベースを元にし、企業情報の網羅性を高めた。
会社リサーチ画面では、地域や業種などで絞り込むことで、ターゲットとなる国内企業との接点の有無を確認することができる。また、Sansanが独自に集約している情報とTDB企業コードや商号、所在地(番地は除く)など、TDBが保有する企業情報を組み合わせることで、接点のない国内企業の基本情報収集を実現させている。