マネーフォワードは7月26日、クラウド型人事管理システム「マネーフォワード クラウド人事管理」の提供を開始すると発表した。同サービスは中堅企業向けバックオフィス統合ソリューション「マネーフォワード クラウドERP」のサービスラインナップとして提供される。

  • 「マネーフォワード クラウド人事管理」による従業員情報の収集の流れ

同サービスは、従業員情報の収集や管理業務のペーパーレス化と、従業員および組織情報の一元管理を実現するものだという。従業員情報の収集や管理がクラウド上から行えるようになる。

給与計算や勤怠管理、社会保険申請のサービスなどと連携することで、従業員および組織情報を自動で反映できるため、入退社や異動の際に発生する転記作業を削減し、人事労務に関わる業務を効率化できるということだ。

  • 「マネーフォワード クラウド人事管理」による従業員情報の更新と連携の流れ

同社は2020年10月に、バックオフィス統合ソリューション「マネーフォワード クラウドERP」を発表した。同サービスは、中堅企業に必要なバックオフィス業務領域や、複雑な手続きをカバーするクラウド型のERPである。「マネーフォワード クラウド経費」や「マネーフォワード クラウド勤怠」、「マネーフォワード クラウド社会保険」など、バックオフィス業務に関わるさまざまなサービスを提供している。

「マネーフォワード クラウド人事管理」は現在のところ、同社が提供する「マネーフォワード クラウド給与」、「マネーフォワード クラウド勤怠」との連携に対応している。他サービスと情報を一元管理することで、転記作業を必要とせずに、最新の従業員および組織情報を共有できるようになった。同社は今後さらに、マネーフォワード クラウドの各種サービスとの連携対応を進めていくつもりだ。