NECは7月26日、福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」第1号案件で、福岡地所が手掛ける「天神ビジネスセンター」内に、九州のNECグループ7社主要拠点を移転・統合し、2022年1月に営業を開始すると発表した。
NECはカルチャー変革の取り組みとして、今年度から、組織と個人が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整備し、社員一人ひとりが行動基準「Code of Values」を実践することで「働きがい」の実感を高めていく「Smart Work 2.0」を進めている。
今回、Smart Work 2.0で目指す姿を体現する場所として、NewNormalを見据えた新オフィスを「天神ビジネスセンター」内に構築する。
執務エリアは、グループ各社の営業・SE・開発・スタッフなど多様な職種の社員が共同利用する空間とし、グループ間の連携強化を図ることで、豊かな発想によるイノベーションの創出を狙う。
具体的には、フリーアドレス化に加え、オープンミーティングスペース、ミーティングブース、カジュアルソファーなどを設け、コミュニケーションやグループワークの活性化を図る。
また、集中作業用の個室やブース、リフレッシュや共創の場として活用できるカフェラウンジも整備する。これらと自宅や外出先でのテレワークを組み合わせることで、個人の業務スタイルに応じて最適な時間・場所で働くことが可能となる。
今後はNECの顔認証技術を活用したフロア入退場管理や、IoT技術によるフロア内の混雑度可視化など、NECらしさを体感できる最新のICTを導入することも検討している。