NTTSportictは7月21日、大阪府サッカー協会(OFA)と協定を結び、地域スポーツ施設活性化に関する実証実験として「OFA Stadium Tubeプロジェクト」を開始すると発表した。
今回の取り組みは、AIカメラと映像配信プラットフォームを組み合わせて、無人でのスポーツ映像配信が可能な仕組みの構築を目指すもの。また、同取り組みはOFA万博フットボールセンター(大阪府)にて行われる予定だという。
同センターは、パナソニックスタジアム吹田の周辺にサッカー施設を増設して、子どもたちの育成の場となる広域トレーニングセンターを目指して整備された施設である。人工芝のピッチ2面にクラブハウスを完備したフットボールセンターとして2017年5月に運営を開始した。
今回のプロジェクトの中心となるのは、Pixellotが開発した、AIによる自動撮影や編集機能を備えた無人撮影カメラ。OFA万博フットボールセンターのピッチ2面にそれぞれ無人カメラを設置し、専用のWebページから撮影した映像を、一般利用者に届ける仕組みを構築する。
両者は同実証実験によって、施設利用者への映像提供や地元企業からの広告配信などを通じて、施設利用者の満足度向上、およびスポーツ施設の新たな価値創造による新たな収入源の創出を狙う。さらに将来的には、AIカメラなどのICT技術を軸とした新たな価値を創造し、地域スポーツ施設活性化を推進していくとしている。