米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は7月16日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome|CISA」において、Google Chromeに複数の脆弱性が存在すると伝えた。対象の脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome version 91.0.4472.164 for Windowsよりも前のバージョン
- Google Chrome version 91.0.4472.164 for Macよりも前のバージョン
- Google Chrome version 91.0.4472.164 for Linuxよりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome version 91.0.4472.164 for Windows
- Google Chrome version 91.0.4472.164 for Mac
- Google Chrome version 91.0.4472.164 for Linux
対象の脆弱性のうち、CVE-2021-30563はサイバー攻撃に使われていることが既に確認されており注意が必要。Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。