NTTドコモは7月15日、エヌ・ティ・ティ・ビズリンク(ビズリンク)が提供する360°リアルタイム空間共有ソリューション「AVATOUR(アヴァツアー )」の販売を開始すると発表した。
同ソリューションは、360°カメラやVRゴーグルを活用することにより、遠隔地の空間に入り込むような体験を可能にする。映像を配信する主催者は、360°カメラとスマートフォンなどの機器を使うだけで、複数の参加者向けに自分の撮影した空間の360°映像をリアルタイムに配信することができる。
参加者はパソコンやスマートフォンの画面をドラッグしたり、VRゴーグルで視線を移動したりすることにより、主催者から配信された遠隔地の映像のなかで自分の見たい場所を自由に見ることができる。双方向のコミュニケーションも可能で、詳しく見たい場所などをリクエストすることや、参加者間でコミュニケーションをとることができる。ドコモの5Gと組み合わせることで、安定した通信が実現される。
複数の参加者が空間内を自由に移動できることにより、リモートで工場監査なども実施することが可能。製造業における現地工場の視察や安全管理業務、観光業における国内外のバーチャルツアー、建築業におけるリモート監査や現場ツアー、不動産業におけるオンライン内見などでの利用が想定される。