ゾーホージャパンは7月13日、データの分析・可視化で企業の意思決定を支援するビジネスインテリジェンス(BI)ツールの最新版「Zoho Analytics 5.0」の提供を開始することを発表した。

  • Zoho Analytics 5.0

    Zoho Analytics 5.0

「Zoho Analytics」は、業務の意思決定を支援するBIツール。複数のシステムからデータを取り込んで集計し、グラフや表などで可視化してダッシュボードやレポートの形で提供する。

最新版では、データを活用した意思決定プロセスにおいて最も手間と時間を要するデータの準備作業のために、機械学習を活用した直感的な操作で実行できる新しいデータ準備ツール「Zoho DataPrep」を統合した。同ツールは、取り込んだデータの統合、モデリング、クレンジング、強化など、より分析に適した形式に整えるデータの準備作業に特化し、Zoho Analyticsとシームレスに連携して動作する。これにより、専門知識のないビジネスユーザーでも、データの取得から、準備、分析、可視化までの一連の作業が簡単に行えるようになり、データ分析の品質向上と意思決定の迅速化が図れるとしている。

また、AIアシスタント機能「Zia」を用いたダッシュボードやレポートの自動生成機能が、分析結果を踏まえた洞察まで自動で提供できるようになったほか、「Zia」のユーザーインタフェースの刷新され、これまでの標準的な検索ボックスからチャットボックス形式に変更された(「Zia」との対話は現在英語による対応)。

そのほか、データの値を自由に変化させて結果を予測するWhat-If分析機能や、データに含まれる単語の登場頻度を文字の大きさで可視化するワードクラウド機能など、ユーザーがより素早くデータ分析結果を理解し、意思決定までに要する時間を短縮できる新機能を搭載している。

クラウドサービスおよびオンプレミス製品として提供され、クラウドサービスの場合、ユーザー数やデータの行数、利用できる機能などに応じて、ベーシックプラン(月額2,700円/税別、年間払いの場合)、スタンダードプラン(同5,400円)、プレミアムプラン(同13,500円)、エンタープライズプラン(同53,460円)の4つのプランから選択できる。

なお、1ユーザーのみサポート、最大10個のテーブル、10,000行のレコード、5つのワークスペースを追加可能な無料お試し版も用意されている。