KDDIと静岡県御殿場市は7月12日、XRや通信を活用した3つの取り組み「勝俣州和の富士山バーチャルガイドツアー」、リモート一眼レフ撮影サービス「マチカメ」、「バーチャル富士登山」を、同日から提供開始することを発表した。
今回の取り組みは、XRなどのテクノロジーや5Gなどの通信を活用し、コロナ禍において観光客が安心して富士観光を楽しめる環境整備と、リモートでの魅力発信の両立を目的としたものだ。
「勝俣州和の富士山バーチャルガイドツアー」では、XRプラットフォームアプリ「5G XR VIEWER SATCH X powered by STYLY」(以下 SATCH X)のAR技術を活用し、富士山自然休養林ハイキングコースやMt.FUJI TRAIL STATIONに設置された看板にスマートフォンをかざすと、タレントの勝俣州和さんがARや動画で登場し、各ポイントの見所や歴史などを解説する。
提供期間は7月12日〜10月下旬。提供場所は、富士山御殿場口新5合目 トレステ内 1カ所、富士山自然休養林 ハイキングコース Iコース内 計10カ所。利用するには「SATCH X」をダウンロード後、トップページバナーから特設ページに入り、アプリ内のカメラでコース内に設置された看板のQRを読み取る。
「マチカメ」は、高画質な一眼レフカメラで富士山や雲海をバックにした高画質の写真を無人で撮影できるリモート一眼レフ撮影サービスで、手元のスマートフォンから遠隔でシャッターを押すことが可能。提供期間は7月12日〜9月10日 (予定)。提供場所は富士山御殿場口新五合目 トレステデッキ(富士山をバックに撮影)、2階テラス(雲海をバックに撮影)。利用料金は無料。
「バーチャル富士登山」は、自宅などでバーチャル富士登山が可能な360度VR映像を「au XR Door」を通じて配信するもので、あたかも富士登山をしているような疑似体験が可能だという。
提供期間は7月12日からが富士山五合目周辺の360度映像、7月中旬以降は富士山頂・登山道の360度映像となる。利用するには「au XR Door」アプリをダウンロード後、トップページから「バーチャル富士登山」に入り、各コンテンツのバナーから見たいシーンに入る。
なお、8月8日の山の日には、5Gエリア化された山頂から360度映像を「au XR Door」を通じて生配信するということだ。提供時間は10:00〜12:00(予定)。