東京エレクトロン デバイス(TED)は7月7日より、日本国内の顧客倉庫において物流倉庫の自動化・効率化をサポートするシステム「HAKO-FLO(ハコフロ)」の実証実験を開始する。同システムはTOKYO ELECTRON DEVICE AMERICA, INC.が開発したもので、実験では省人化やコスト低減を可能にする物流管理サービスの検証を行う。

HAKO-FLOは顧客の既存システムと連携し、倉庫での荷受けから荷出しまでの倉庫業務のオートメーションを実現させるサービス。

  • HAKO-FLOのシステム概要図

実証実験では、ユーザー企業の既存システムで発生する入荷時や出庫時の『計測』、『検品』、『在庫管理』、『棚卸』、インボイス作成や帳票ラベルなどの『書類作成』の5つの業務を、クラウドやオンプレミスで提供する専用のソフトウェアで管理する。これにより、人手のかかるマニュアル作業の見直しと自動化を実現することで適切な人員配置につなげる狙いだ。

既存システムとの連携ではサービスの一部だけでも利用可能。倉庫作業に合わせて最適な形の運用を可能にすることで、倉庫業務におけるさまざまな課題解決と効率化を実現させるという。