Analog Devices(ADI)は同社の「iCoupler デジタル・アイソレータ」の新シリーズ第一弾となる「ADN4624」を発表した。
同製品は、2.5Gbps/chのクワッド・チャンネル構成で合計10Gbpsの帯域幅を実現。ランダム・ジッタ1ps(rms値)未満、16ps(skew値)未満の高精度タイミングと5.7kV(rms値)アイソレーションと100kV/μsのコモンモード過渡耐圧(CMTI)を特徴としているという。
また、医療規格を満たし、煩雑で特殊な光ファイバー・ソリューションの代わりに、Hi-Fiビデオおよびイメージングリンク、高精度のアナログ・フロント・エンド、シリアルインターコネクトに使用が可能だとしており、過酷な環境においてシンプルな接続性、堅牢なアイソレーション、データの完全性を提供することができ、デジタル・ヘルス、計測機器、スマート・インダストリーなどの新しいシステムアーキテクチャを実現することができると同社では説明している。
なお、同製品はすでに28ピンSOIC_W_FPパッケージにて量産出荷を開始しており、1000個受注時の単価は16.50ドルとしている。