IC市場全体にわたる強い需要により、2021年のIC市場の規模は前年比24%増の5020億ドルと、史上初めて5000億ドルを突破するという予測をIC Insightsが公開した。
IC Insightsの見通しでは、2021年の半ばには、ICの生産は通常のレベルに回復するが、新型コロナウィルスのパンデミックによって引き起こされた半導体需要の急増により、スマートフォン、コンピュータ、テレビ、自動車、およびその他の多くのアプリケーションで使用されるICは、2022年まで供給不足が続く可能性のあるという。
その結果、2022年以降も市場規模は順調に拡大し、2023年には初めて6000億ドルを超えるとIC Insightsは予測している。この間、5G、人工知能、ディープラーニング、バーチャルリアリティ、モバイル、データセンター、クラウドコンピュータサーバー、自動車、および産業分野などでの需要が増加、堅調なIC市場が形成されることが期待されるとのことで、 2020年から2025年までの年平均成長率は10.7%と予測している。