キヤノン ITソリューションズ(キヤノンITS)は 、「EDI Masterシリーズ 」に、インターネットEDI対応のエンタープライズモデルを拡充し、「EDI Master B2B Enterprise」として、7月20日より販売開始すると同時に、ラインアップを10月に刷新すると発表した。
EDIでは、コンピュータ・ネットワークを介して電子的に、受発注物流、決済などのビジネス文書をやりとりする。
「EDI Master B2B Enterprise」は、製造・流通・金融業などで採用が広がる「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」に標準で対応。また、最大128同時接続まで拡張可能で、各種フォーマット・文字コード変換機能やジョブスケジュール機能を標準で提供する。
価格は700万円(税別、64同時接続。別途保守費用が必要)~。
2024年1月にISDN回線廃止により従来手順が利用不可となるため、EDI標準化を推進する各業界団体は、2022年末までに従来型EDIからインターネットEDIへの移行完了を推奨しているが、EDIは業界ごとにプロトコルやフォーマットが規定されており、専門知識が必要で、規模や用途に合う製品を見つけるのが難しいという。
そこでキヤノンITSは、「EDI-Masterシリーズ」の製品体系を規模と機能の観点で分類・整理し、取引量や用途に合う製品を直感的に選択できように、ラインアップを10月に刷新する。
10月からの新ラインアップでは、製品を規模によりエンタープライズサーバー、サーバー、クライアントの3種類に分類する。
製品名も変更され、EDI Master B2B GatewayはEDI Master B2B Standard、EDI Master B 2 B TLS AcceleratorはEDI Master B2B for TLSとなる。