SEMI Taiwanは、2021年9月に開催予定であった台湾における半導体製造装置・材料の展示会「SEMICON Taiwan 2021」を2021年12月もしくは2022年1月に開催を延期すると発表した。
現在、台湾では、台湾政府が新型コロナウィルス感染症の感染者増加を受ける形で警戒レベルを第3級に引き上げたため、展示会や会議などの大規模な集会のための施設を閉鎖せざるを得なくなっている。
SEMICON Taiwanは通常、世界中から5万人ほどが参加するイベントであるが、すべての訪問者の健康と安全を保護するために、今回の数か月延期の措置が決まったという。SEMIによると、台湾の中央流行疫情指揮センター(CECC)からの情報とガイドラインに細心の注意を払い、必要な調整を行い、8月中旬に新たな日程を発表するとしている。
なお、SEMICON Japan 2021は、従来通り、2021年12月に東京ビッグサイトでの開催が予定されているほか、米サンフランシスコで毎年7月に開催されてきたSEMICON Westも12月に開催する予定としており、いずれも現在のところ、リアルでの展示会を行うとしている。もしもSEMICON Taiwan 2021も12月に開催ということになると、関連する展示会が12月に集中することとなる。また、2022年2月にはSEMICON Korea 2022の開催も予定されている。