アステリアは6月25日、ノーコードで業務アプリを作成できるモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」の新版を、7月7日より提供すると発表した。50以上のアップデートが行われているという。
新版では文字入力を自動化するスマホカメラによるOCR機能や、誤入力を検知する機能を追加。これまでにも毎月アップデートを実施してきた現場業務のデジタル化やプロセス改善を実現する機能強化とともに、スマホやタブレットを使った現場における入力・報告アプリとしての機能性を向上させているという。
「文字読み取り機能」では英数字をスマホのカメラが認識し、入力を自動化することができるため、例えば棚卸や検品作業で発生する型番等の入力時間が削減できるという。
「検知機能」では、既定の閾(しきい)値を超えた情報が入力された場合のエラー通知に加え、予め指定された文字列が入力されると即座にプッシュ通知が送付される機能を追加。さらに、蓄積された情報リストの背景色を入力内容に応じて自動的に色付けする機能と組み合わせることで、報告リスト等を画面上で確認する際に重要な情報の判別を容易にしたという。
そのほか、新版では、機能名称やユーザーインタフェースの見直しも実施した。
同社では今後、Platioの導入件数について、2022年度末で500件を目指す。