富士通は6月24日、同日開催の取締役会において、2021年10月1日を効力発生日として、連結子会社である富士通ミドルウェア(以下、FMW)と合併契約を締結したと発表した。

富士通は、吸収合併の目的について、同社がDX(デジタルトランスフォーメーション)関連ビジネスの拡大に向け、顧客への提供価値向上を実現するため、国内グループ会社を含めたフォーメーションの最適化を推進する一環の取り組みと説明している。

同社のミドルウェア製品を中心としたソフトウェアの販売・提供を行っているFMWを販売力や提案力を同社の事業部門と融合させることで、製販一体によるソフトウェアビジネスのオファリング強化、DX ビジネスにおける提案力の強化を加速させ、顧客への提供価値向上へとつなげていく。

富士通を存続会社とする吸収合併方式でFMWは解散する。FMWの2019年度の年商は74億円、2021年4月1日時点の社員数は64名。