Betanewsは6月22日(米国時間)、「Microsoft is adding a new utility to PowerToys v0.39 -- Awake」において、MicrosoftがWindows 10向けのユーティリティソフト「PowerToys」の次期バージョンとなるv0.39で「Awake」と呼ばれる新機能を追加する予定だと伝えた。
AwakeはWindowsがスリープ状態になるのを一時的に無効にするユーティリティで、macOSで同等の機能を提供する「Caffeine」というツールに因んで「Espresso」という名前で開発が進められていた。
PowerToysは、Microsoftが開発しているWindows 10をカスタマイズするためのユーティリティソフトウェアである。色選択ツールやキーボードレイアウトのカスタマイズツール、エクスプローラーのアドオンなど、パワーユーザーがWindowsをカスタマイズする際に利用できるさまざまなツールが提供されている。詳細は次のドキュメントにまとめられている。
新機能のAwakeは、OSがスリープモードに入るのを一時的に防止するツールになる。Awakeを使えば、わざわざWindowsの設定アプリで省電力モードの設定を変更しなくても、システムトレイアイコンから簡単にスリープ防止の有効/無効を切り替えたり、防止する時間を設定したりすることができるようになる。
本稿執筆時点のPowerToysの最新版はv0.37.2だが、現在のところ、Awakeはv0.39をターゲットに開発が進められている模様だ。
ただし、PowerToys v0.39がいつリリースされるのかについてはまだ明らかになっていない。