Microsoftは2021年6月17日(米国時間)、「Releasing Windows 10 Build 19043.1081 (21H1) to Beta & Release Preview Channels|Windows Insider Blog」において、Windows 10の累積アップデート「KB5003690 (Windows 10, version 21H1 Build 19043.1081)」をベータチャンネルおよびリリースプレビューチャンネルにおいて配信開始したと伝えた。
このバージョンにはバグ修正が含まれている。主なバグ修正は次のとおり。
- 一部の表示構成においてWindowsタスクバーの「ニュースと関心」のボタンがぼやける問題を修正
- KB000842以降をインストールした場合にゲームのパフォーマンスが予想よりも低くなる問題を修正
- 入力中に日本語IMEが機能しなくなる問題の修正
- オフラインモードへ移行しようとするとWMIMigrationPlugin.dllがエラーを返す問題を修正
- HVCIが有効になっている場合に特定のスクリーンリーダーアプリが実行できない問題を修正
- VPNに関連するバグの修正
- UDPが有効になっている場合にリモートデスクトップセッションが応答しなくなる問題を修正
- 大規模なActiveDirectoryサブツリーの同期に影響するAdamsync.exe問題を修正
- LDAPバインドキャッシュがいっぱいで、かつ、LDAPクライアントライブラリが参照を受信した時にエラーが発生する問題を修正
- ユーザがCドライブのディスククォータを設定または照会できない問題を修正
- NTVDMで実行されている16ビットアプリを開くと機能しなくなる問題を修正
- CFF2フォントがインストールされている場合に動作が停止する問題を修正
- フォントのフォールバック設定が原因でエンドユーザ定義文字が正しく印刷されない可能性がある問題を修正
Windows 10では、タスクバーの一部が化けるといった問題の報告が続いている。このバージョンではそうした問題が修正されるものとみられる。