世界を行き交う船員経済圏に向け電子通貨プラットフォームへ - 丸紅、日本郵船、TDG

丸紅と日本郵船は21日、日本郵船とフィリピンのTransnational Diversified Group(TDG)が設立したMarCoPay Inc.への丸紅の出資を発表。電子通貨プラットフォームサービス事業を通じて世界を行き交う船員向け経済圏の創出・拡大を目指す。

海外や船上での長期生活を伴う外航船員は、家族への送金手数料や健康面でのサポートを含む多様なオンラインサービスの需要がある。MarCoPay社が運営する電子通貨プラットフォーム「MarCoPay(マルコペイ)」はアプリで電子通貨による給与受取りや送金、現金化や投資商品の購入が可能なサービスで、船員の供給国であるフィリピンで同国船員を対象した融資サービスも開始している。

丸紅のMarCoPay社への出資・参画を通じて、金融や医療、通信をはじめとした事業との連携を図り、船員と家族に提供するメニューを拡充させる。丸紅、日本郵船、TDGは、事業を通じて船員経済圏の創出・拡大、船員と家族の労働や生活環境のさらなる向上を目指すことを述べている。