ウイングアーク1stは6月21日、ドキュメント管理ソリューション「SPA Cloud」最新バージョンの提供を開始した。
最新の「SPA Cloud」ではAI OCRの精度の向上をはかり、より広い範囲での利用を想定した機能アップデートを行っているという。
特に、昨年12月より提供しているAI OCRの非定型帳票のデータ化について、新バージョンでは、帳票内の明細表に対する読み取りが可能になった。従来までは、請求書や発注書といった取引帳票に多い明細表をデータ化する際は、事前に帳票フォーマットの中でOCR対象領域の位置を指定する必要があったが、今回のバージョンアップにより、これらの制約が解消された。
この他、現在「SPA Cloud」に搭載している4つのOCRのうち、TegakiおよびDEEP READでは、機能の適用範囲の拡張を行ったほか、シンガポールとタイでの利用が可能となった。
具体的には、「SPA Cloud」に搭載している4つのOCRのうち、WingArc Data Captureのみで対応可能であったチェックボックスと丸囲い項目のデータ化について、新たにTegakiおよびDEEP READでも同様に利用することが可能になった。