Microsoftは米国時間2021年6月15日、Office for the webのMicrosoft Excelの新機能を公式ブログを通じて明らかにした。「データ」タブに加わった「テキストから列へ」は任意の区切り文字を指定して、文字列を列に分割する機能だ。タブやセミコロン、コンマ、空白のほかに独自の区切り文字を指定し、複数の区切り文字も指定できる。

  • 「データ」タブに加わった「テキストから列へ」の実行例

    「データ」タブに加わった「テキストから列へ」の実行例

ピボットテーブルの機能も強化され、サンプルを用いた即時作成や、専用のリボンを用いてピボットテーブル設定や外観の変更、コンテキストメニューからピボットテーブルの作業ウィンドウのコピーや更新などの操作も加わった。また、ソート(並べ替え)機能も拡張し、セルやフォントの配色、条件付き書式などを用いた並べ替えも実装している。

  • ソート時に指定する並べ替えの要素が追加された

    ソート時に指定する並べ替えの要素が追加された

直感的なグラフの書式設定も新機能の1つ。グラフをダブルクリックすると書式設定ウィンドウが開き、グラフをクリックすることで対応する項目に遷移するようになった。さらにショートカットキーとして、「End」+矢印キー(行または列の末尾に移動)や「Ctrl」+「End」キー(データまたは書式を含んだ最後のセルに移動)、「Ctrl」+「Shit」+「End」キー(最後に使用したセルまで選択範囲を拡張)が使用できる。今後は上下に移動する「PgUp」「PgDn」キーや、左に移動する「Alt」+「PgUp」キー、右に移動する「Alt」+「PgDn」キー、選択範囲を1画面分左に拡張する「Alt」+「Shift」+「PgUp」キー、選択範囲を1画面分右に拡張する「Alt」+「Shift」+「PgDn」キーが加わる予定だ。

  • 書式設定ウィンドウの操作が逐一グラフに反映される

    書式設定ウィンドウの操作が逐一グラフに反映される