米国半導体工業会(SIA)は、2021年4月度(3カ月移動平均)の半導体市場について、前年同月比21.7%増、前月比1.9%増の418億ドルとなったと発表した。
国・地域別では、前年同月比で中国が25.7%増、アジア太平洋/その他が24.3%増、ヨーロッパが20.1%増、日本が17.6%増、米州が14.3%増とすべての対象エリアで2桁増を記録したほか、前月比でも中国が2.3%増、アジア太平洋/その他が0.5%増、ヨーロッパが1.6%増、日本が2.6%増、米州が3.3%増とすべての対象エリアでプラス成長を記録した。
SIAのプレジデント兼CEOであるJohn Neuffer氏は、「半導体需要の高まりは4月も継続した。主要製品カテゴリ、世界の主要地域ともに売り上げが伸びた」と述べたほか、発表されたばかりのWSTSによる半導体市場予測について「世界の半導体チップ市場は、2021年に前年比19.7%増、2022年も同8.8%増と成長が続くと予測されている。これは、今後の社会にとって、半導体がますます不可欠になっていくことを示すものである」としている。