キヤノンITソリューションズ(以下キヤノンITS)は6月10日、デジタルヘルスサービスに取り組む企業を支援するため、医療クラウド領域においてドクターズと協業を開始することを発表した。

  • キヤノンITSとドクターズの協業イメージ

    キヤノンITSとドクターズの協業イメージ

クラウドを用いて医療・ヘルスケア分野のデジタルサービスを開発し、新たな市場に新規参入しようとする企業は増加しているが、医療情報を扱うクラウドサービスは医療情報の安全管理に関する国のガイドラインへの準拠が必要となり、参入障壁が高い。

キヤノンITSは、デジタルヘルスケアサービスと、医療情報システムのクラウド化において求められるガイドラインに準拠したシステム企画、開発、運用等を提供するために、デジタルヘルスと医学・医療に精通し多くの実績を持つドクターズと協業し、医療DXを推進するという。

医療の知見を持つドクターズが医療現場に即した事業戦略を立案し、キヤノンITSがガイドライン準拠のシステムを構築、医療情報ガイドラインの適合性診断や関連文書作成支援等を提供する。これにより、医療業界におけるDX実現に向けて、医療現場で容易に利用ができるデジタルヘルスサービスを支援するということだ。

この協業により、DX推進、クラウドやセキュリティサービスの活用に悩みを持つ医療業界の事業者、および他業種から医療業界に新規参入したい事業者向けソリューションを強化するとしている。