日本ユニシスグループのエス・アンド・アイは6月8日、音声認識および企業が保有するナレッジ共有を支援するサービス「AI Dig(エーアイ・ディグ)」に統計分析機能を新たに追加したと発表した。
同社が2018年から展開している「AI Dig」は、電話でのやり取りをリアルタイムでテキスト化し、会話内容をAIが音声認識してその内容から問い合わせに対する回答候補をAIが提案するサービス。
今回、新たに追加された統計分析機能は、蓄積された音声認識結果を基に問い合わせ内容の傾向や応対品質などをビジュアル化する機能。分析結果は、オペレーターの対応状況の把握・評価などにも活用でき、在宅コールセンターなどのリモート対応においても全体の情報の可視化が可能になる。
コール属性の分析では、日次の応対件数や平均通話時間を確認することで、センター全体の架電・受電状況把握に活用できる。また、禁則・クレームワードなどの出現傾向や、オペレータ単位の平均通話時間やワード発言率などの傾向も可視化できる。
「AI Dig」の提供価格は、初期費用が30万円、月額費用が25万円からとなっており、統計分析機能は月額15万円からのオプションとして提供される。