ソニーは6月7日、非接触ICカード技術 FeliCa(フェリカ)を活用した座席管理ソリューション「SEATouch(シータッチ)」の提供を開始すると発表した。「SEATouch」はオフィス座席に設置されたFeliCaカードにスマートフォンをかざすことで、在席・退席などの状況を登録可能なクラウドサービス。
「SEATouch」の利用により、大学・予備校の教室やフリーアドレス化された企業オフィス等で、誰が、いつ、どの席を使っていたかを管理可能となる。「SEATouch」の導入は各座席にFeliCaカードを設置する以外に新たな機器を設ける必要がなく、導入は100席からとなっている。
各座席に設置されたFeliCaカードにリーダー/ライター機能を搭載したスマートフォンをかざすと、Webページが立ち上がり、社員番号や学生番号などにひもづいた在席・退席の情報登録を行う。
「SEATouch」のすべての機能はWebアプリケーションで提供され、スマートフォンに専用のアプリを入れずにサービスを利用できる。事前の席予約にも対応している 。
座席管理用のWebページには、今、誰がどの席に座っているかがリアルタイムに反映される。
座席管理用のWebページからは座席の使用履歴をリストとしてダウンロード可能であり、オフィスや教室内で新型コロナウイルスの感染者が発生した際に、誰がどの席を使っていたかも確認することができる。
価格はオープン価格で、6月18日よりサービス提供開始。