Google Chromeチームは6月3日(米国時間)、「Google Online Security Blog: New protections for Enhanced Safe Browsing users in Chrome」において、Google Chrome 91で強化された「Safe Browsing (セーフブラウジング)」機能について説明した。
Safe Browsing (セーフブラウジング)はユーザーが訪れようとしているWebサイト、ダウンロードしてきたファイル、インストールしようとしている拡張機能が安全であるかどうかを判断し、危険であると判断した場合にユーザーを保護する機能。今回のバージョンで保護機能が強化されており、特に次の2つの改善が行われたと説明されている。
- 拡張機能インストール前の保護機能の強化 - インストールしようとしている拡張機能が安全であるかどうかを確認する機能を強化。Enhanced Safe Browsingで信頼されている拡張機能のリストに含まれていない場合は、ユーザーに対してその旨を通知する。
- ダウンロード保護機能の強化 - 確実に危険だと判断することができず疑わしいファイルである場合、Chromeからユーザーに対してGoogleに送信してスキャンを実施するかどうかを尋ねる機能を追加(アップロードされたファイルはスキャン後しばらくすると削除される)。警告を回避してスキャンせずにファイルを開くことも可能。
Safe Browsing (セーフブラウジング)は設定で無効化することも強めに機能させることも変更することができる。