凸版印刷は6月3日、デジタルトランスフォーメーション(DX)部門の強化、および多様な働き方の実現を目的として、沖縄県に新たなシステム開発拠点「ICT KOBO URUMA(読み:アイシーティーコーボー ウルマ)」を開設し稼働を開始したと発表した。これにより、DX戦略におけるシステム開発拠点の拡充と同時に、U/Iターン希望者の採用による移住者の増加や、沖縄県内の学生を採用することによる県内の雇用創出につなげる。

  • 凸版印刷の新拠点「ICT KOBO URUMA」(沖縄県うるま市)

【関連記事】
≪凸版印刷、スーパーシティの実現に向け10自治体と連携≫
≪凸版、視覚・聴覚・嗅覚を刺激し没入感のある集中空間を演出するサービス≫

「ICT KOBO URUMA」は、リゾート環境の下で、開放感のあるオフィス環境を整備。モニターを通して東京のオフィスと常時接続し、また社内ネットワーク上でのコラボレーションツールを活用することにより、コミュニケーション・ロスがない開発環境を実現させているという。

また、地域経済や社会を支える沖縄県の民間企業や行政機関など、さまざまなプレイヤーとのコラボレーションを推進している。凸版印刷は、同拠点の新設によりDXに関連したビジネスを強化し、2025年までに同施設において50人規模の体制を目指す方針だ。