アイ・オー・データ機器は6月2日、AIを搭載したオールインワンのインタラクティブホワイトボード「IdeaHub」の取り扱いを開始することを発表した。6月中旬より販売する。価格は税別778,000円(「IdeaHub S」65インチ)〜。
「IdeaHub」は、86インチまたは65インチの大型タッチディスプレイ、カメラ、マイク、スピーカーなど会議に必要なデバイスをすべて本体に搭載したインタラクティブホワイトボード。
外部デバイスの接続や配線が不要で、会議室のスマートなレイアウトが実現でき、Web会議用ディスプレイとしての利用のほか、専用ペンや手書きによるホワイトボード、プレゼンテーション用ディスプレイなど会議に必要なデバイスは同製品1台で完結するとしている。
本体にはカメラと12個のマイクを搭載し、出席者の数と位置に基づいてカメラを自動的に調整する「オートフレーム機能」や「自動周辺ノイズキャンセリングAI」を搭載。オプションの「Windows PCユニット(OPS)」を用いれば各種Windowsアプリケーションを活用したWeb会議が可能となる。カメラは4K対応で、声から発言者の位置を特定して自動でクローズアップする「オートボイストラッキング機能」を搭載する。
ディスプレイは20点タッチに対応し、手書きまたは専用ペンを用いて電子ホワイトボードとしても利用可能。AI制御により、精密な筆跡再現や手書きオブジェクトのデジタルデータ認識、ジェスチャーによるズームインやズームアウトなどの機能も備える。
4Kの大画面ディスプレイとしても活用でき、HDMI入力による有線接続のほか、無償の「IdeaShareアプリ」またはオプションの「IdeaShare Key」を用いた無線接続による画面出力も可能。「IdeaShareアプリ」はWindows版、Mac版、iOS版、Android版を用意し、「IdeaShare Key」はWindowsのみ対応。
製品ラインアップおよび価格は、4Kカメラを搭載した「IdeaHub Pro」の86インチモデル(02313HKG)が1,450,000円、65インチモデル(02313HJY)が834,000円、より手軽に導入可能な「IdeaHub S」の86インチモデルが1,350,000円、65インチモデルが778,000円。そのほか、専用スタンドが86インチ用、65インチ用とも67,000円、65インチモデルの壁掛け金具ユニットが6,700円(86インチの壁掛け金具は本体に同梱)となっている(価格はすべて税別)。
そのほか、IdeaHubオプションとしてWindows PCユニット(OPS)や保守サービス(オンサイト保守、デリバリィ保守)、Windows PCユニット(OPS)用保守サービスなども用意される。詳細についてはパンフレット(PDF)を参照のこと。