Q-Successから2021年6月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2021年6月はUbuntu、Debian、CentOSそれぞれが横ばいとなった。この3つの主要ディストリビューションはここ数カ月で大きな変動を見せており、特に2021年3月から大幅にシェアが減少していた。2021年5月まで落ち込んだシェアは2021年6月には変動しておらず、2021年5月のシェアを維持した。
主要な3つのディストリビューションが大幅に減少したにもかかわらず、ほかのLinuxディストリビューションのシェアが増加する傾向は出ていない。Q-Successのシェアには分類不明なディストリビューションの情報が掲載されていないため、これ以上の動きはわからないが、ほかのLinuxディストリビューションのシェアが増加したというよりも、分類できないディストリビューションが増加している可能性がある。
順位 | ディストリビューション | 今月のシェア | 先月のシェア | 推移 |
---|---|---|---|---|
1 | Ubuntu | 32.7% | 32.9% | ↓ |
2 | Debian | 15.4% | 15.4% | = |
3 | CentOS | 10.7% | 10.8% | = |
4 | Red Hat | 1.0% | 1.0% | = |
5 | Gentoo | 0.7% | 0.7% | = |
6 | Fedora | 0.2% | 0.2% | = |
7 | SuSE | 0.1% | 0.1% | = |
Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。